第13話 なぜ人は騙されるのか――ロマンス詐欺の心理

人ななぜ騙されるのか

はじめに

「なぜ自分は騙されたのか」

被害に遭った後、何度もそう考えました。

冷静に考えればおかしいことも、
その時はまったく疑えなかったのです。

でも、今はこう思っています。

➡ 騙されたのは、判断力がなかったからじゃない

あれは、人として自然な流れだったんだと。


人は誰でも騙される可能性がある

ロマンス詐欺は、特別な人だけが騙されるものではありません。

むしろ

  • 真面目な人
  • 人を信じる人
  • 普通に生活している人

➡ むしろ、そういう人ほど狙われます

自分も、まさにそうでした。


当時の自分の状態

当時の自分のこと

今振り返ると、正直に言えば

➡ 少し自惚れていたと思います

老後資金もあり、
晴耕雨読のための移住先として家も購入していました。

年金に加えて仕事もしていたため、
資産は減るどころか、むしろ増えていました。

株式投資も順調でした。

➡ 自分はうまくやっている。人生は順調だ。
どこかで、そう思っていたのです。

それでも――

節約の生活は続けていましたし、
体もまだ動く。

不自由はないはずでした。

でも、今振り返ると

➡ どこか満たされていない気持ちがあったのかもしれません。

その“わずかな隙”に、入り込まれたのだと思います。


詐欺は「心理」を利用している

詐欺師は、偶然に騙しているわけではありません。

人の心理を理解し、順番に仕掛けてきます。


■ ステップ① 親近感を作る

優しい言葉
共通点を強調
毎日のやり取り

➡ 「この人、いい人だな」と思ってしまう


■ ステップ② 特別感を与える

「あなただけ」
「出会えてよかった」

➡ 自分が特別な存在のように感じてくる


■ ステップ③ 未来を見せる

「一緒に豊かになろう」
「将来のために」

➡ 気づけば、“未来の話”をしている


■ ステップ④ 判断力を鈍らせる

そして、

最初は少額から始まります。

「利益が出たよ」と言われると、

➡ 「あれ?本当に大丈夫かも」と思ってしまう

こうやって、少しずつ疑う気持ちがなくなっていきます。


なぜ気づけなかったのか

一番の理由はこれです。

➡ 信じたかったから

うまくいってほしい
この人を信じたい
自分は間違っていないと思いたい

その気持ちが強くなると、

➡ おかしいことも、おかしいと思えなくなる

今なら、よく分かります。


騙されたのは弱さではない

ずっと思っていました。

「自分が悪かったんだ」と。

でも今は、少し違う考えです。

➡ あれは、人として自然な反応だった

だからこそ、

➡ 誰でも同じ状況になれば、騙される可能性がある

そう思っています。


じゃあ、どうすればいいのか

特別なことじゃありません。

➡ 感情が動いたときほど、一度止まること

・急に距離が近くなったとき
・お金の話が出たとき
・LINEなど外に誘導されたとき

➡ その時点で「一回考える」

それだけでも、かなり違います。


まとめ

ロマンス詐欺は、

➡ 人の弱さにつけこむというより
➡ 人の気持ちをうまく利用してくる犯罪です

だからこそ

➡ 知っているかどうかで結果が変わります

私は「ロマンス詐欺」言葉すら知りませんでした。

次回予告

次回は、

➡ なぜ人は簡単に信頼してしまうのか

「親近感」や「共感」がどう働くのか、
もう少し具体的に書いてみたいと思います。

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