詐欺被害から、ちょうど3年が経ちました。
あのやり取りが始まったのは、3年前の5月ごろ。
Lineの通知に、特別な意味を感じていた頃です。
そして今――
苦しみは、完全に消えたわけではありません。
正直に言えば、今でも自責の念は残っています。
それでも、ようやく現実に向き合えるようになってきた。
そんな感覚があります。
とはいえ、
「もし、あのお金があったら」と考えない日はありません。
日々の生活は、確実に変わりました。
スーパーでは、値段を見てから手に取る。
妻と一緒に買い物をしながら、無意識に節約を優先する自分がいる。
温泉に行くとしても、
まず考えるのは「いくらで泊まれるか」です。
最近は、ホテルや旅館の宿泊費もどんどん高くなっています。
その中で、1万円を目安に二食付きの宿を探す。
あるいは、曜日を選ぶ。
シーズンを外す。
そんな工夫をしながら、
無理のない範囲で出かけるようにしています。
そして――
トップシーズンには、思い切って
高齢者キャンプにも挑戦しています。
形は変わりましたが、
それでも外に出る楽しみを、なんとか残したい。
そんな思いで過ごしています。
老後資金のことも、頭から離れません。
かつて話題になった「2000万円問題」。
あの言葉が、今は現実の重さとしてのしかかっています。
そして、仕事のこと。
今の仕事は1年契約ですが、5年で一区切り。
通常であれば、4回の更新が可能です。
今年で3年目。
あと2回は更新できるはずだと思っています。
あとは――自分のやる気次第。
まずは、この1年をしっかり勤めること。
それが今の自分にできる、現実的な目標です。
仕事も、あと1年か――
そう考えることもありますが、
まだ続けられる可能性があると思うと、少しだけ気持ちが違います。
そして、何より残念に感じているのは、
孫たちの将来に、十分な支援ができないことかもしれません。
本来なら、少しでも力になりたかった。
その思いは、今も変わりません。
もう一つ、失ったものがあります。
それは、自分の中で描いていた
「晴耕雨読の暮らし」です。
穏やかに、ゆっくりと過ごすはずだった老後。
そのイメージは、あの日を境に大きく変わりました。
――それでも。
こうした現実を、少しずつですが
「仕方がないこと」と受け止められるようになってきました。
無理に前向きになるわけでもなく、
ただ、現実として受け入れていく。
それが、今の自分にできることだと思っています。

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